不妊治療中に転職や退職を考える人も多いと思います。
私の場合は、仕事を辞めるという選択肢はありませんでしたが、転職をした方がいいのか、このまま同じ会社で働き続けた方がいいのか、迷いに迷いました。
この記事では、不妊治療中に転職できるの?何を準備しておいたらいいの?という疑問にお答えします。
1.転職すべきじゃない人
現状不満がない人
不妊治療中の転職はみなさんご存知の通り、とても厳しいのが現状。
なので、現状不満がない方は現在の安定した職を手放さない方が懸命です。
多少お給料が安くても、治療しながら生活していけるなら転職はしない方が良いでしょう。
2.転職した方がいい人
今の職場に強いストレスを感じている人
多少のストレスはどんな環境でもありますが、強いストレスは健康にも妊活にも悪影響です。
健康被害が出ていたり、気持ちが沈んでしまうような環境なら、転職を考えてみるのがおすすめです。
雇用形態にこだわらない人
正社員求人だけを求めてしまうと、転職難易度が高くなってしまいますが、派遣やパートでもいいのであれば、その分求人の件数も多くなり、再就職できる確率も大幅にアップします。
私も最初は正社員にこだわっていましたが、元々の給与が低すぎたこともあり、派遣も視野に入れて、とりあえず登録だけしに行きました。
3.働きながら転職先を探す方法
ハローワークに行く
鉄板ですが、ハローワークにまず行ってみましょう。
ネットでも求人は見れますが、実際ハローワークに行かないと見れない求人も多数あります。
その中にお宝求人があることも。
休みの日や有給を使って、まずはハローワークで求人を見てみましょう。
転職サイトや求人サイトに登録する
転職サイトや求人サイトの登録は、「転職するつもりは今はない」という方にもおすすめです。
自分の希望を登録しておくだけで、その条件に合った求人を知らせてくれるので、自分で探す手間を省くことができます。
私はリクナビ、エン転職、リクルートエージェントの3つのサイトに登録しています。
手取り足取り転職活動をサポートして欲しい!という方は転職エージェントがおすすめ。
履歴書の書き方や志望動機、退職理由の好印象な伝え方など、具体的な部分までサポートしてくれます。
周囲に転職の意を示す
友人・知人にさりげなく転職を考えていることを伝えておきます。
意外と知り合いから良い話や情報をもらえたりします。
派遣登録に行く
「今の会社はとりあえず辞める」ということが自分の中で決まっていれば、派遣に登録しておくのもおすすめします。
登録してすぐ仕事紹介を受けないといけない、というわけではなく、「⚪︎ヶ月後に」など、お仕事紹介開始のタイミングを調整することが可能です。
たとえば3ヶ月後から仕事を紹介してもらうというようにして、その3ヶ月間で正社員などの希望条件に合った転職活動を頑張る。
その期間で決まらなければ、派遣のお仕事を開始する、という事もできます。
もちろん希望の求人が決まれば、派遣のお仕事紹介をお断りしてOK!
私自身そのパターンでしたが、正社員で決まった旨お伝えすると、「おめでとうございます。また機会があればお願いします」と言っていただいて、終了でした。
4.すぐ辞めれるよう準備をする
履歴書の準備
履歴書は志望動機以外すべて記入してあるものを常に用意しておきましょう。
良い求人があったらすぐにエントリーできるようにしておきます。
職務経歴書の準備
職務経歴書は必須ではない求人も多いですが、用意しておいた方が良いです。
職務経歴書の提出が必要な場合、履歴書よりも職務経歴書の内容の方が重視されます。
焦って準備をしても良いものができないので、しっかりと時間をかけて作成しておきましょう。
引き継ぎ資料の作成
これが1番大変です。
大変ですが、唯一、職場でやっても大丈夫な作業(笑)
【自分が休んだ時に何かあっても困らないように】業務内容をまとめたものを作成しておきましょう。
実際転職する時に同僚たちの負担を減らすことが出来ますし、転職しないにしても、仕事に対して前向きな姿勢だと評価してもらえます。
⒌いつ準備を始めるか
【今すぐ】です!!!
このページを読んでいる時点で少なからず転職を考える気持ちがありますよね?
その気持ちが強いものに変わってからの準備では遅すぎます。
さらに仕事が辛くなってからでは転職を急ぐあまり、妥協した転職になってしまう可能性も。
気持ちに余裕のあるうちに、いつでも動ける準備をしておきましょう。
⒍不妊治療を隠さない
隠さない理由
治療を隠して転職しても、通院ができない状況になっては転職の意味がありません。
しっかりと伝えて、両立ができるようにしましょう。
いつ言うか
おすすめは面接の最後です。
書類段階で言ってしまうと面接すらしてもらえない。
面接最初で言うと、その後の話を真剣に聞いてもらえない。
実際何社もお断りされました。
その経験から、面接の最後に言うのがベストかなと思います。
大切なのは【そこまでに面接官の心を掴んでおくこと】
面接官に「この人採用したい」と思わせることが出来ていれば、企業側もある程度のことは調整しようと動いてくれます。
私が採用してもらった今の企業は特殊だとは思いますが、面接終了後、家に着くよりも早く採用の電話をくれて「不妊治療のことは今まで誰も経験がなくてよくわからないから、色々聞くと思うけど教えて欲しい。通院できるように働き方を相談していきましょう」と言ってくださいました。
約10年前の中小企業でのことなので、今の時代なら、もう少しこういった理解を示してくれる企業も増えているんじゃないかな?と思います。
⒎最後に
いかがでしたでしょうか?
実体験をもとに書いていますが、結局はすぐに動ける準備とやる気です。
諦めずに挑戦してみてください。
あなたの後押しができたなら嬉しいです。
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